このおはぎは、創業者の「健康のためにも、甘さを半分に抑えたものを作るべきだ」という信念から、当時としては画期的な甘さ控えめな味でした。
あえて「おはぎ」と名乗らず、手毬のような丸い形から「マリちゃん」と呼ぶことで、一般的な「甘いおはぎ」を期待して食べた人が「全然甘くないじゃないか!」とガッカリするのを防ごうとしたのです。
発売当初、お客さんから「マリちゃんって何?」と聞かれると、店員さんは必ずこう答えるよう指導されていました。
「これは砂糖の量を減らした、甘さ控えめの『あまくないおはぎ』ですよ」
この説明が逆に好奇心をそそり、甘いものが苦手な層や健康志向の層を味方につけ、約60年の超ロングセラーへと成長していきました。
高級和菓子に用いられる「白双糖」を使用
いつでもそばにある安心感